「理想的な指導方法」を考える
こんにちは、Seanです。
今回も何だか難しいテーマですが、「理想の指導方法」とはどんなものか、考えてみたいと思います。
極論を言ってしまえば正解はないのだと思いますが、それでも「経営者」として、また「指導者」としても、より良い「指導方法」を考えていきたいと思います。
上述しましたが、私は個人事業の「事業者(経営者)」であり、また「キックボクシングのインストラクター(指導者)」でもあります。
経営者としては「従業員の教育」、インストラクターとしては「生徒さん達への技術指導」、タイプは異なりますが、私は奇しくも「指導する立場」にあります。
両者は立場も違ければ、伝える相手も違います。
しかし、同じ「人間」に何かを「指導」すると言う事であれば、何かしらの共通点があるのではないかと私は考えました。
これを、自分なりに整理しながら、答えに近いものを探していこうと思います。
例えば人はいろいろ、コトワザにもある通り「十人十色」ですので、全て共通で済ますと言うのは無理があると思いますが、だいたいの「人の傾向」みたいなものがあるのではないでしょうか。
感情的にならない
まず、何があっても「感情的にならない」と言うのは私の中では大前提の考え方です。
ただ、人間は「感情で動く」と言われている生き物です。なので、この考え方は非常に難しいのも事実。
しかし、私はこれまで「感情的」な行動をとり、たくさんの失敗をして来ました。
なので、「感情的にならないようにしよう」と言う考え方は、現在の私にとっては「基本的な考え方」の1つになりました。
特に、何かを注意する時に「感情的」になって怒ってしまうと、人間関係に遺恨を残す事にもなりかねません。
相手にも感情があり、それが激しくぶつかり合ってしまうからです。
相手が自分を信用しなくなったら、今後の展開に未来はなく、状況はますます厳しくなってしまうのではないでしょうか。
何か問題が起きた時は「何故起こったのか」「対応をどうするか」「今後同じ問題を繰り返さない為に何をするべきか」など、問題に対して論理的に話し合いをする事が、改善の鍵を握っているのだと思います。
質問しやすい雰囲気をつくる
上記の「感情的にならない」と多少かぶりますが、指導者である以上、人から「話しかけやすい」人物である事が望ましいと考えます。
他人の質問を受け付けず、自分の考えを一方的に押し付けていては指導はうまくいかないと考えています。
自分とその他の人は考え方が同じとは限りません。自分の説明で相手が腑に落ちない事もあるでしょう。
相手に理解を求めるならば、納得の行くまでしっかりと話し合う必要があると思います。
それにしても、話しかけにくい人物であれば、質問したくてもしにくいでしょうし、そうなるとその人は理解しないまま作業を続行し、ミスをします。
ミスをして怒られると、また更に質問しにくくなり、悪循環が続きます。
まずはいつでも、誰からの質問でも受け入れられる広い心を持って人と接する事が重要なのではないでしょうか。
改善を繰り返す
これはどんな事にも当てはまると思いますが、「昨日はこれが良かった」からと言って、「明日もこれが良い」とは限りません。
指導は対人で行われます。
相手は人間なので、思考も感情も常に変化しています。
自分の成功パターンに固執せず、その場その場で柔軟に、最善の方法を選択していく必要があると思います。
一個の考えに固執してしまうと、自分の成長が止まります。指導者の成長が止まると言う事は、教えられる方も成長もとめてしまう可能性が高いです。
常に「もっと良い方法はないか」を考え、それを一生続けて行く事が究極の指導方法なのではないでしょうか。
と、私は普段この様に考えてはいますが、からまわりが多くなかなか上手く行きません。
しかし、より良い方法を考え、続けて行くことが「答え」に近づくものだと信じ、諦めずに頑張っています!