私の体験した「必要性」からの行動

青空と雲

 

こんにちは、Seanです。

 

私はさまざまな趣味や仕事をやってきました。

一般的に考えたらすごい数にのぼると思います。

趣味にしたって各種楽器演奏から作曲、スキー、囲碁、中国語、格闘技、コンピュータープログラミング、アルゼンチンタンゴなど、まだまだありますが、これだけでも非常に多趣味と言えると思います。

仕事に至っては実に50回以上の転職をしており、褒められたものではありませんがもはや常人とは思えない激しい動き方です。

 

こんな落ち着きのない私ですが、あらゆる事に対しての行動は、ある「必要性」から来ていると思うのです。

関連記事では「ポジティブ的」必要性と「ネガティブ的」必要性 で書いて参りましたが、ここでは「強力な必要性」によって行動した私の体験を記載していこうと思います。

 

まず1つ目は「禁煙」です。

 

煙草を殴る拳

 

これが一番強力な「必要性」を感じ、実行したと言えそうです。

なにせ、自らの生命の危機を感じたのです。

死を感じた行動は、恐らく個として一番強力な「ネガティブ的必要性」だと思います。

(※ポジティブ的、ネガティブ的な必要性の私の見解については、こちらの記事をご参考下さい。)

 

「このまま煙草を吸い続けたら死んでしまう」

 

と本気で思ったからこそ、私の禁煙は成功したのだと思っています。

私の禁煙エピソードはこちらの記事に記載してありますので、もしご興味ありましたら覗いてみて下さい。

リンクはこちら → 禁煙のススメ

 

この他、私が強力な必要性にかられて行動したものに「スキー」と「中国語」があります。

 

冬の雪山の景色

 

 

これは、上述した禁煙時に発生した「ネガティブ的必要性」ではなく、どちらかと言えば「ポジティブ的必要性」が働き、行動を起こしたと言えそうです。

 

スキーの上達も、中国語の習得もどちらも基本的には「奪われる」要素がありません。

今の生活よりプラスアルファしたいと言う欲求からくる行動ですので、どちらかと言えば「ポジティブ的必要性」が強いと思います。

 

上昇グラフ

 

しかし、これら技術の習得に関しても、「ネガティブ的必要性」が全くないかと言うと、決してそんな事はありません。

私はスキーの技術向上の為、半年間ペンションに泊まりこみで働く「リゾートバイト」をしています。

中国語の習得に関しては、仕事を辞めて留学をしています。

このどちらも、多少なりとも「覚悟」を持って挑んだものです。

 

 

集中して学習する為、今の生活を離れ隔離された場所で生活をするのです。

興味から身体が勝手に動いてしまう私にとっても、このプレッシャーは相当大きなものでした。

 

特に「中国語の語学留学」に関しては、30歳を過ぎて安定した仕事を辞め、単身外国へ渡っているのです。

周りからはとんでもい男に映ったに違いありません。

 

私は、そうまでして渡った中国で、「必ず中国語をマスターしなくてはならない」と心に誓いました。

 

当時の私の中では 「留学 = 外国語マスター」 の公式が出来上がっていました。

これは留学ではなく、外国に駐在員として働きに出た場合も同様で、留学や駐在の経験のある人は、「もう外国語は現地人並に話せる」という認識でいました。

恐らくですが、この留学や駐在を経験した事のない人は、ほとんど同じ認識なのではないでしょうか。

 

 

しかし、やってみるとわかりますが、留学や駐在を経験したと言うだけで外国語をマスター出来る程世の中甘くはありません。

勉強しなければならない絶対的な量は決まっていて、現地にいようが日本で生活していようが、勉強しなければ外国語はマスター出来ません。

もちろん、留学にせよ駐在にせよ、現地で生活すると言う環境の力は大きいので、日本で学習するよりはかなり有利である事は間違いありません。

 

スキーのリゾートバイトにしても同じです。

現地に練習する為に泊まりこみでバイトまでして、まったく上達しなければただの時間の浪費で終わってしまいます。

 

冬の雪山

 

私は見栄っ張りと言うかなんというか、体裁を非常に気にする性格でして(もちろん今後直していかなければならない私の欠点ではありますが)、周りに

 

「あいつ泊まり込みのバイトまでして、全然スキー上手くないね」

 

とか

 

「あいつ留学したのに、中国語全然話せないんだね」

 

とか

そのように思われる事に恐怖を感じていました。

 

なので、先ほど「スキーや中国語など、技術の習得は ”ポジティブ的必要性” によるところが多い」 と書きましたが、これは一般的な話しでして、私にとっては

 

「自分のメンツを損なう(奪われる)かも知れない」

 

と言った恐怖、ネガティブ的必要性が爆発的に私を行動させたのだと思います。

 

偶然ではありますが、自分をこの様に追い込んだ結果が怠け者の私の行動を促進させ、技術向上に貢献したのではないでしょうか。

 

炎

 

何か自分に足りないものを見つけたら、この様に「ネガティブ的必要性」に迫られるよう自分を追い込めれば、もうやるしかない状況に追いやられる為、いやでも結果はついてくると私は思います。

気分が良いものではありませんが・・・

 

気分よく何かを得たい場合は、単純な「ポジティブ的必要性」を感じて行動した方が良いと思います。

 

進行はネガティブ的なものと比べると遅れるかも知れませんが、心から楽しんでやれればネガティブエネルギーを上回る事があるかも知れません。

今回も私の体験から持論を展開しましたが、今から何かを試してみたいと思っている方の参考になれば幸いです。

 

ちなみに、私の「スキーの為のリゾートバイト」について詳しくは以下リンクからご覧頂けます。

もしご興味ありましたら覗いてみて下さい。

・冬のリゾートバイト ペンションでの仕事