「物忘れ」について
こんにちは、Seanです。
突然ですが、私は「物忘れ」がヒドイです。
ちょっと前の事を一瞬で忘れたりします…
そもそもこんなに何もかも忘れっぽくなってしまったのには、恐らくですが過去の出来事が原因なんじゃないかなと思っています。
もちろん、年齢の問題も多分にあると思いますが…。
以前勤めていた会社に、私がものすごく尊敬していた先輩がいました。
彼は仕事熱心で、傾きかけていた会社を立て直すために社長や専務を説得し、彼が率先して建て直しプロジェクトの指揮をして、見事会社を復活させたすごい人です。
当時はまだパソコンがそれほど普及しておらず、インターネットと言う言葉が出回りだした頃の事です。
彼は、基本ガテン系でパソコンなんて無縁だった私に
「今後パソコンは絶対に必須になるから、今から買って勉強しておけば将来の為になる」
と嫌がる私を説得し、秋葉原まで一緒にパソコンを選ぶのを手伝ってくれた上、値段交渉までしてくれました。
パソコンはそれからみるみるウチに普及して、今やあるのが当たり前の世の中になりました。
彼には先見の目があったと言えるでしょう。
他人には優しく、だけど現実を見る鋭い眼球を持ち合わせ、仕事熱心でとにかく熱い人でした。
その会社を離れてからは疎遠になってしまいましたが、今の私があるのも彼のお陰だと思っています。
さて、そんな尊敬する先輩が常日頃私に言っていた言葉があります。
「頭(脳)は何かを創造する為に常にからっぽにしておく必要がある、頭を記憶する事に使ってはいけない、覚えなければいけない事は、すぐメモにとって頭からはすぐに忘れなさい」
かなりカッコイイ言葉でした。 私は即実践しました。
脳を記憶する事には使わず、とにかくメモを活用して、頭の中はいつも空っぽにするよう務めました。
このお陰で常に頭はクリエイティブな事に使えていたと思います。
しかし、副作用(?)で「頭で記憶する事」が非常に弱くなりました。
とにかくすぐ忘れます。
生活で困る事があるくらい物忘れがひどいです。
なので、私は今でも彼の言葉の「とにかくメモをとる」を応用して、生活に活かしています。
パソコンの付箋の機能を使ってデスクトップに貼り付けておいたり、すぐにやらなければいけない事などは、忘れないように目立つところ(パソコンのキーボードの上とか)にメモを貼ったり、または電話の位置を変えて普段と違う風景にしてみたり、とにかく「忘れてもすぐに気がつく」状態にするようにしています。
外出中の自分へのリマインドは「自分宛てにメールを送信」するようにしています。
自分がすぐ忘れてしまう事を知っているので、忘れてもすぐに気がつく何か「仕掛け」をしておくことで物忘れを防止しています。
「仕掛け」は何でも良いと思います。
「すぐに気がつく何か」であれば、目につく所にメモを貼っても良いし、何かの位置を変えて違和感のある風景にしたり。
ただ、定期的にやらなければならないものであれば、その「仕掛け」は毎回変更する必要があります。
はじめは違和感で気が付きやすい仕掛けも、何回かやると慣れてしまって見逃す可能性があります。
なので、私は定期的にやらなければならない事については「今回のし掛けは何にしようか」と「クリエイティブ(?)」なところに頭を使うようにしています。
物忘れで困っている人がいましたら、是非この「仕掛け」を試してみては如何でしょうか。