禁煙のススメ その3 決行!
こんにちは、Seanです。
禁煙のススメ その3です。
前回の記事:禁煙のススメ その2 私の体験談
禁煙のススメ その1 理由 で禁煙が続かない本当の理由は 「禁断症状への恐怖」が、「金銭的ダメージ」、「身体的ダメージ」、「周囲や環境へのダメージ」を全部プラスしたパワーよりも上回っているからだと書きました。
禁断症状への恐怖 > 金銭的ダメージ + 身体的ダメージ + 周囲や環境へのダメージ
そして、前回の記事:禁煙のススメ その2 私の体験談 では、この「禁断症状への恐怖」に打ち勝つ為には、それ以上のパワーが必要であると書きました。
禁煙しなければならない強烈なパワー(必要性) > 禁断症状への恐怖
私の場合、この必要性は「生命の危機」からくるものでした。 このまま喫煙を続ければ死んでしまうと思ったんですね。
死の恐怖と禁断症状との対決でした。
さて、ここでは具体的に「禁断症状への恐怖」との戦いに勝つための武器をいくつか紹介します。
煙草が我慢できないくらい吸いたくなった時の対処行動
- ウィスキーをストレートで一気飲み
- 禁煙パイポを肺に響くまで一気に吸い込む
- 自販機で煙草を買い、そのまま握りつぶして捨てる
身体にダメージのある方法もあります、試される方は十分注意して、ご自身の責任の元実行して下さい。
ウィスキーのストレートを一気飲み
まず1つ目の 「ウィスキーのストレートを一気飲み」 です。
これはどれくらいの方に効果があるかわかりません、アルコール中毒になる可能性もありますので、これこそ試される方は医師等に相談の上、十分にご注意下さい。
ただ、私にとってはこれが一番効果のある方法だった気がします。
私の場合、煙草が吸いたくなると、肺のあたりがモヤモヤしてきます。
このモヤモヤが発生すると、ストレートを一気に飲みます。
ウィスキーをあまり飲みなれてない私にとって、ストレートはかなりキツイです。
喉から胸にかけて灼熱感が広がります。
この感覚が、煙草を吸った時と同等か、それ以上の刺激だったのです。
お陰で、まぁ身体が麻痺してるだけかも知れませんが煙草を吸った時と同じ精神状態になるんですよね。
で、また煙草を吸いたくなったらストレートを一気に飲む。
これを繰り返してると、酔っ払ってきてその場で寝てしまいます。
身体には非常に悪いです、正直他の方にはあまりオススメできませんが、私にとっては最大の武器になりました。
私は夜家にいる時はほぼこの方法で乗り切りました。 現在に至るまで一本も吸っていません。
もちろん、この方法は日中や職場では出来ません。 実行される場合は夜、自宅でやって下さいね。
禁煙パイポを肺に響くまで一気に吸い込む
ではふたつ目の 「禁煙パイポを肺に響くまで一気に吸い込む」 です。
これもウィスキーと意味合いはほぼ同じです。
禁煙パイポはソフトに吸うと口の中にハッカの香りが広がり、これがリラックスの効果を出しています。
パイポを口にくわえる事で、煙草を吸っている時と同じ気分になると言う効果も期待出来ます。
この禁煙パイポはどういう使い方が正しいのか未だに良くわかっていないのですが、私の場合、煙草を吸いたくなるとこの禁煙パイポを口に加え、全ての力で肺に吸い込みます。
ウィスキーストレートの時ほどではありませんが、喉から肺にかけて強い刺激が通ります。
これが、煙草を吸った時と近い感覚を味わえるのです。
ですが、これもここまで強く肺に吸い込む事が身体に良いとはとても思えません。
ウィスキー同様、実行される場合は十分にご注意を。
私は、身体に悪いだろうなぁとは思いながら実行しておりましたが、この先ずっと煙草を吸い続ける事の方がもっと重大なリスクがあると判断したので、短期的に身体にダメージがあってもやむを得ないと考えました。
なので、もしこれらの方法で禁断症状と戦おうと思っている方、かならずヤツを仕留めるまで続けて下さい!
途中でやめてしまえば、この短期的の身体的ダメージが全て無駄になります。 戦いがはじまったら、禁断症状の恐怖を仕留めるまで攻撃し続ける必要があります。
自販機で煙草を買い、そのまま握りつぶして捨てる
さて、それでは3つめの方法 「自販機で煙草を買い、そのまま握りつぶして捨てる」 ですが、これは上記2つの方法とは意味合いがだいぶ変わります。
場所も、恐らくですが外を歩いている時に限られます。
どうしても煙草が吸いたくなり、禁断症状と戦っている時、「もうこんなに吸いたいんだから、吸っちゃっても良いんじゃないか??」と禁断症状によって言わされた脳の言い訳が聞こえてくる事が多々有ります。
ヤツは隙が出来ると、「”煙草を吸ってもしょうがない” と思わせるような言い訳」をいつも考えます。 非常に危険です。
気が付くといつも吸ってしまった時の言い訳を考えてしまいます。 これは、あなたの意志が弱いのではなく、禁断症状が脳に言わせているのです。
で、ここで負けない為の武器がコレです。
「自販機で煙草を買い、そのまま握りつぶして捨てる」
ものすごいお金持ちの方であれば、もしかしたらあまり効果のない方法かも知れません。
私は、昔から貧乏で育ったので、お金はいつも大切にしてきました。
これは、その「お金を大切に」の精神を利用した攻撃です。
自販機まで行きます。
財布を取り出します。
お金を入れます。
自分がいつも吸っていた銘柄を押します。
煙草が出て来ます。
手に取ります。
ここで、禁断症状のヤツが油断します。
「とうとう諦めたか、時間かけおって。 さぁ、早く袋を破いて煙草を取り出せ!」
と言う声が聞こえて来そうです。
その瞬間、両手で煙草を木っ端微塵に、バラバラにひねり潰します。
そのままゴミ箱に捨てます。
これをやると、禁断症状から抜けられるかも知れないと一瞬思った本能がショックを受けます。
さらに、「買ったばかりの新しい煙草を捨てた」事による、損得勘定の意識が働きます。
明らかに損をしたこの行動に意味付けをしないと、心の中で矛盾が起きるので、無理やりそのギャップを埋めようとします。
これは私の想像ですが、 「こんな損をしたからには、必ず禁煙を成功させなければならない」 と、この損をさせた行動を禁煙に結びつけるのだと思います。
実際、この行動をとると、その日は煙草を吸う気が起きなくなります。
お金を沢山持っていて、お金を湯水のように使える人には効果は薄いかも知れませんが、そうでない私にとっては、この行動は強力な武器となりました。
上記のような手段を用いて戦えば、そうやすやすと禁断症状との戦いに負ける事はないと思います。
しかし、禁断症状には何回かピークがきます。苦しい時とそうでない時の波があるのです。
禁断症状のピークは何段階かあって、まずは一週間。 これを突破出来れば、1つの山を超えたと思って良いと思います。
続いて3ヶ月~6ヶ月。 正直、禁煙という行為自体に飽きてくる頃です。危険です。
弱ってきた禁断症状の恐怖が息を吹き返し、
「もうこんなんに止める事が出来たんだから、もし煙草吸っちゃってもまたすぐやめられるよね!」
こんな事を思う時期だと思います。 やばいです。
禁煙失敗は、まさにこの様な言い訳をすぐに思いついてしまうところです。 恐怖に脅された脳がそのように言わされてるだけです。
ヤツの言い訳に耳を傾けてはいけません。
そして、恐らくですが最後の山場は6ヶ月~1年です。
上記よりは禁断症状の恐怖パワーもだいぶ弱まり、言い訳も減ってきます。
3ヶ月~6ヶ月の言い訳攻撃に耐えられれば、もう事実上の禁煙の成功と言えるでしょう。
しかし、それでも油断は禁物です。
私の友人で、煙草を1年やめた事を言い訳にまた喫煙を再開した人がいるからです。
「1年煙草吸わなくて平気だったから、煙草はいつでもやめられるよ」
とは彼の言葉ですが、“いつでもやめられない” から、せっかく1年禁煙したのにまた喫煙を再開してしまったのです。
彼は1年経過した事により油断が生まれ、禁断症状との戦いに最後の最後で破れたのです。
事実、彼は10年経った今でもまだ煙草をやめていません。
とにかく油断は禁物です。
1年経過しようが、10年経過しようが、禁断症状の囁きに耳を傾けてはいけません。
ヤツに耳を貸した時、あなたが戦いに敗れる時なのです。
と、たいそうな事を書いてしまいましたが、如何でしたでしょうか。
私の禁煙体験からのアドバイスですが、何かちょっとでもお役にたてれば幸いです。
煙草は百害あって一利なし。
もし煙草をやめようと思ってこのページを見てくれているなら、是非その気持を大切に、最後まで諦めず頑張って欲しいと思います。 そんな人達を私は激しく応援します! 頑張って!