井山裕太棋聖 NHK囲碁トーナメント2連覇!
こんにちは、Seanです。
久々の囲碁ネタです!
史上初の7大タイトルを全部制覇、しかもそれを2度も実現させ、現在も七冠をキープしている日本最強の囲碁棋士・井山裕太棋聖。
去年に続き、NHK囲碁トーナメントも連覇を果たしました。もうスゴイの一言です。
彼は私よりもだいぶ若いですが、人生において尊敬する人物の一人です。 もちろん囲碁の成績も素晴らしいのですが、私が尊敬しているのはその成績そのものではなく、これだけの偉業を果たしながら常に謙虚でいられるトコロです。
発言が常に謙虚
彼の発言は常に謙虚でカッコイイです!
対局に勝利した後のコメントでは常に
「今回勝てたのは幸運だった」
と言っています。
どこかの自己啓発本で「失敗は自分のせい」「成功は運のおかげ」を意識すれば成功が近づくと書いてありました。彼はまさにこれを体現しています。
また、NHK囲碁トーナメントでは、最後に勝利者が「一局を通して印象に残った一手」を紹介する「私の一手」と言うコーナーがあるのですが、このコーナーではほとんどの棋士が「形勢が有利に動いた一手」や、「勝利の決め手になった一手」などを紹介しているのに対し、井山棋聖の紹介する一手は、ほとんどが「失敗した一手」です。
私が印象に残った井山棋聖の「私の一手」は
「この手で形勢を悪くしたが、自分らしい一着だった」
と紹介した一手です。相手の弱点をついた強烈な一手でしたが、逆に自分の石を弱めてしまい、局面をかなり苦しくした一手でした。
今回のNHK囲碁の決勝戦での「私の一手」も
「この一手で自分の想定通りに局面が進行したが、結果は思ったより良くなかった」
と紹介しています。
自分の失敗した一着を紹介する井山棋聖。やはりすごすぎます。
常に自分に厳しく、前に進み続ける姿勢
この様な発言が出来るのは、決して自分を高く評価せず、常に悪い点に注目・改善を繰り返しているからでしょう。それが7大タイトル全制覇と言う偉業につながっているのだと思います。
もちろん、彼は囲碁の才能に恵まれているのだとは思いますが、才能そのものよりも、その才能に溺れず努力を続ける姿勢が人間として素晴らしく、私が尊敬して止まない部分です。
私だったら誰かに一局勝っただけですぐ天狗になってしまいそうです。だから実力が伸びないのでしょう…
どんな事でも自分に驕らず、常に前に向かって努力していきたいものですね。
井山棋聖を見ていると、そんな気分になります。
改めて… 井山さん、NHK囲碁トーナメント2連覇おめでとう!!