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6.留学生活(上海アルゼンチンタンゴ編)

投稿日:2015-01-06 更新日:

留学生活(上海アルゼンチンタンゴ編)

前回の記事:エピソード5 留学生活(交流編)

 

上海のアルゼンチンタンゴ、これは私の中国留学を決定させた大きなコンテンツのひとつ。

 

留学開始から数日して生活にも徐々になれてきた頃、私は週末を利用して上海へ向かいました。

 

交通手段は新幹線。

 

片道150Kmと言う距離を聞くと結構遠出のイメージがありますが、この広大な面積を持つ中国人に言わせると、この距離はかなりの近場。

 

新幹線を使えば、1時間程度で到着します。

 

中国の新幹線は値段も安いし、全席指定なので乗り物自体はかなり快適。

 

まぁ・・・乗客はほとんどが中国人で、こっちの文化や習慣になれていない外国人はちょっとキツイと感じるところもあるかも知れませんが・・・

 

それも慣れてしまえばたいして気になりません。

 

新幹線に乗ってしまえば上海と無錫は相当近いと言えますが、前回の記事でも少し書いた通り中国の大学は郊外にある事が多い。

 

私の住む江南大学もかなり街の中心から離れた場所にあります。

 

学校から新幹線の駅までバスで約1時間、上海駅からタンゴ会場までは地下鉄で約20分。

待つ時間もあるので、江南大学から上海タンゴ会場までドアツードアーで言うと3時間というところでしょうか。

 

結構な時間がかかりますが、私は金曜の午後に出発し、日曜の夜に帰ってくるようなサイクルにしていたので、プチ旅行だと思えばこれもまた楽しい。

 

しかも移動時間は必ず発生するので、この時間を使って自分の苦手なリスニングの練習にあてる事が出来ます。

無理やり勉強しなければいけない時間があるのは、学習者にとっては幸せな事だと思います。

 

さてそんなこんなで上海に到着。

 

留学開始後、初の上海アルゼンチンタンゴ。 胸が踊る! ダンスだけに!(笑)

 

上海でのタンゴは、半年前に一度旅行で上海へ踊りに来た時以来。

 

上海タンゴの台湾人オーナー「チャールズ」と「ビビアン」夫妻は、私の事を覚えていてくれて、大歓迎で迎えてくれました。
(※"チャールズ" や "ビビアン" は台湾人で、本名は漢字の名前なのだが、国際交流の多い上海では、欧米人に名前を覚えてもらいやすくする為、多くの人が英語名を持っている。私の名前  "Sean(ショーン)" も、上海でビビアンに名づけて貰った英語名なのです)

 

日本のタンゴももちろん素晴らしいが、上海のタンゴもまた格別な素晴らしさがあります。

日本のタンゴはわりとしっとりした人が多い印象ですが、上海のタンゴは踊っている人がとにかく明るく楽しげで、心から楽しんでいるのがわかります。

 

ここはもう、いるだけでウキウキわくわくしてくる。

 

これはチャールズ達の明るさが作り上げた、自然な空間なんだと思います。

こんな素晴らしい空間を作ってくれた彼らに、心から感謝です。

 

上海アルゼンチンタンゴミロンガ

↑ アルゼンチンタンゴはこんな感じのペアダンスです

 

 

上海アルゼンチンタンゴミロンガ チャイナドレスデイ

↑ はチャイナドレスデイの様子。 圧巻!

 

 

ここでのタンゴは非常に楽しく、仕事を辞めてまで中国に来て本当に良かったと思える素晴らしい場所でした。

 

しかも、これがまた非常に幸いな事に、私のタンゴの技術は日本ではごく普通だったのですが、上海ではまだタンゴの歴史が浅く、私の技術は他の男性と比べると比較的高めの様子。

 

しかも男性が常に不足している状態だった為、私は上海タンゴでは常に引っ張りだこと言う、何とも言えないパラダイス状態!本当に有難う御座います!

なんてったって、女の子が私と踊る為に順番待ちをしていて、私に「今私の順番って何人待ちなの?」とか聞いてくる始末。

 

こんな事は、日本のタンゴではありえません。

 

しかも、1部の外国人を除いて会話は全て中国語で行われる為、ここに来ると無錫にいる時よりも中国語会話の数は自然と多くなります。

 

ここで相当会話レベルを上げられたのではないでしょうか。

 

わかってはいたのですが、まさに私にとってはうってつけの場所でした。

やはり上海付近に留学して正解だった!

 

 

さて、とは言えただただ楽しい時間だけが過ぎるワケではありません。

問題は楽しく踊った後にやってきた。

 

 

プランでは金曜~日曜まで上海にいて、タンゴ三昧を計画。

と言う事は、どこかに宿泊する必要があります。

 

タンゴ会場があるトコはかなりの高級地帯なので、この付近のホテルはベラボーに高い!

とてもじゃないけど収入なしの貧乏留学生がこんなトコには泊まれるワケはありません。

 

少し離れれば安いビジネスホテルもあるのだが、結構な確率で外国人は宿泊出来ません。
(※外国人が宿泊出来る施設は、別途国の許可を取る必要があります)

 

うーむ困った。

 

ま、野宿でも何でもいいのですが・・・ と思ってうろうろしていたら、タンゴ会場の近くに大きな健康センターを見つけました。 ばっかデカイ銭湯みたいなトコです。

 

大浴場があり、レストランも入っていて、さらに50人もの人数を収容出来る仮眠室も設置されている。

しかも安い!

 

ものスゴク広いお風呂に入れて、しかも宿泊も出来て更に安いなんて。

ここはもしかして私の為に造られた施設なのではないでしょうか(笑)

 

仮眠室はものすごく広い部屋にたくさんのソファーが並べられただけの簡単なもので、知らない中国人がグースカ寝てるのですが、横になって寝られるならなんの文句もありません。

 

上海に来た時の寝床無事確保! ミッションコンプリート!

 

そんなワケで上海に来ると、夜はタンゴを踊り、ここで宿泊させてもらうようになりました。

 

しかし、上海のアルゼンチンタンゴは日曜を除いては夜しかやっていないので、上海に来る場合は昼間の時間をどう使うかってのが問題になってきます。

 

もちろん、上海の友達と食事をしたりする事もありましたが、ここはやはり留学生、私の本業は学業! 勉強勉強!

 

寮にいる時と同じようなサイクルにしたいトコロなのですが、パソコンも持ってきていないし、出来ると言えば教科書を使った予習復習、またはHSK(中国語レベル検定)の勉強、その他はリスニング練習用のMP3をひたすら聞く、などに限られますが、まぁそれだけ出来れば時間的には有効に使えるのではないでしょうか。

 

場所はどこにするか悩みましたが、最終的にはマクドナルドとかケンタッキーとか、ファーストフード店で落ち着きました。

 

こうして留学生活の中、週末にアルゼンチンタンゴを踊りにくると言うサイクルを組み込んだ事で、日常のマンネリを防ぎ、会話数も増え、中国語レベルはメキメキ上達。(・・・してたと思います)

 

そして、こんな生活をしばらく続けていると、ある時オーナーのチャールズが私に相談を持ちかけてきました

 

「ウチでタンゴの講師をやらないか?」

 

と言うものでした。

 

私がタンゴの講師? ティーチャー?? 「はぁ?(@ ̄ρ ̄@)ほげー」 となりましたが、どうやら冗談ではなく本気のご様子。

 

実際、当時の私のタンゴレベルなんて、確かに上海では上の方かも知れませんが、日本では到底人に教えれるレベルになんて達しておらず、困惑しました。

 

だがチャールズは上海タンゴの男性不足を補う為に、この提案をしたようなのです。

 

確かに自分がトレーナーとして毎回レッスンに参加すれば少なくとも男性一人は確保出来る事にはなります。

レッスンのメイン講師はチャールズが行っていたが、男性不足で身体の負担も大きかったのだと予想できます。

 

メイン講師の依頼はお断りしたが、代わりにチャールズのアシスタントとして毎回レッスンに参加する事でOKを出しました。

 

これなら男性の人数確保と言う意味では希望通りだし、実際にレッスンに参加するので少しは彼らの役にも立てるのではないかと思いました。

 

そして、その日から私の寝床は巨大銭湯ではなく、チャールズ夫妻に家に泊めてもらえる事になりました。 居候です。

お手伝いする代わりに、週末だけだけど居候させてくれるって事なのでしょうが、でもこれは非常に助かりました。

 

もちろん金銭面もそうだが、台湾人夫婦とずっと一緒にいる事になるのです。

会話はもちろん中国語。 ただでホームステイしている状態!

 

こうして私の中国留学と上海アルゼンチンタンゴは、もう切っても切れない程深い関係になっていきました。

 

 

そんな生活をしていると、この上海タンゴで私の運命を変える重要な女性が現れる事となりました。

 

彼女の名前は「アモン」。 台湾人女性。

 

長くなってしまったので彼女については、次の記事で詳しく紹介しようと思います。

 

次の記事:エピソード7 留学終了~無錫で就業

7.留学終了~無錫で就業

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