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5.留学生活(交流編)

投稿日:2015-01-05 更新日:

留学生活(交流編)

前回の記事:4.留学生活(学習編)

 

多くのイベントに参加した留学生活

9月1日、とうとう留学生活が始まりました。

留学中の学習の様子については前回の記事を参照してもらうとして、ここでは主に出会った人達との出会い・交流について記載していきます。

 

私は日本で大学に進学しなかったので、日本の大学がどうなのかはわからないのですが、留学先の江南大学ではかなり頻繁にいろんなイベントが行われていました。

主に国際交流のイベントがあると、外国人である我々留学生は良く呼ばれます。

 

 

交流会の様子

交流会の様子

 

 

留学生達とキャンプ

留学生達とキャンプ

 

 

日本語科の生徒達とカラオケ

日本語科の生徒達とカラオケ

 

 

日本語科の生徒たちと火鍋

日本語科の生徒たちと火鍋

 

 

上記の様に、かなり頻繁に国際交流会が行われていた江南大学ですが、この様なイベントだけでなく私は私で勝手に国際交流をガンガンやっていました。学習編でも記載していますが、語学学習で重要なのはやはり実践! とにかく現地の人と会話した方が良いと私は考えています。

 

個人プレイで現地人と交流

会話が通じない事に怖がってあまり話したがらない人がいますが、別に言葉が通じなくたって殺されるわけでもないので、ここは勇気を持ってガンガン話しかけましょう!

 

私は食事の時には街まで出て、日本料理屋さんの従業員に話しかけるようにしていました。もちろん、中華料理屋さんでも中に入れば積極的に話しかけていました。中華料理屋さんの店員さんと仲良くなって、一緒に遊びに出かけた事もあります。

 

しかし、やはり日本料理屋さんで働いている子の方が日本に対して興味が多少なりともある人が多いので、気持ち的には話しかけやすかったと思います。

 

江南大学のある無錫市、は日本企業がものすごくたくさん入っている街なので、日本料理屋さんも多く、もっと言えば日本語を勉強している中国人がとても多いのです。

そこで、話しかける時はだいたい 「中国語を勉強しているので、中国人の友達が欲しい!」 のような感じ声をかけていました。このような声のかけかただと、わりとみなさん連絡先を教えてくれます。

 

相手も日本語を使いたいので、日本人の友達が欲しいのではないかと予想しています。中華料理屋さんの場合は、そもそも日本に興味のない人の可能性もあるので、そこはもう少し考えた会話をした方が良いような気もしますが。

 

日本料理屋さんなら、たいてい 「中国語を勉強している」 と言う姿勢をアピールすれば仲良くなってくれます。外国語学習の経験のある人ならば、外国の言葉を話す事がどれだけ難しいかわかっているし、そもそも中国人は「中国語を話せる外国人を尊敬する」傾向にあります。

 

なぜかと言うと、中国人たち本人も、「中国語は難しい」と感じているからです。

※中国は土地が広いため、各地域で話す言葉が異なります(北京語、広東語、などの方言があります)。そのため、中国では全国で意思疎通が出来る共通語が存在します。我々外国人が勉強する中国語とはその共通語の事で、中国人も小さい頃にこの共通語を勉強して育ちます。その勉強の過程で「中国語は難しい」と感じるのだと思います。

 

私はこの作戦でものスゴイ数の友達を作る事に成功しました。

そもそも話をする事が大好きなので、いろいろな人と会話が出来るのが非常に楽しかったのです。

 

中国では "QQ(キューキュー)" と呼ばれるチャットソフト(SKYPEと機能はほとんど同じ)が広く使われています。QQを使っていない中国人を見たことない、と言うほど、恐らく中国人のほとんどの人のコミュニケーションツールとなっています。

 

私もこのQQを自分のPCにインストールして使用していました。

そして現地でのQQ登録数は100人超。

 

要するに、100人以上の人と会話をしたと言う事になります。

私はある一定の時から会話をしていて中国人と間違われるようになりました。これは、やはり現地の人とモノスゴクたくさん会話をしたからだと思います。発音ももちろん注意していたのでこの要素も大きいとは思いますが、やはり言葉は生き物と同じで、流行り廃りが当然あります。

現地の人とリアルタイムで会話をすると言う事は、これも同時に取り込んでいくと言う事にもなります。

 

さらに大きかったと思うのは、日本料亭で働く女の子とお付き合いする事になった事です。彼女は5人姉妹の末っ子で、桂林出身。桂林は中国の中でも神秘的な場所として有名で、風景画などでも良く使われる中国屈指の観光地です。

 

中国桂林

 

桂林は広東省に近く、場所によっては広東語を使う人もいます。現地語として桂林語があり、彼女は方言として "広東語" と "桂林語" を使う事が出来ます。

そして当然義務教育なので "共通語" も使います。

 

これら全てが "中国語" ではありますが、ほとんど別言語と言えるほど、全の別物です。すなわち、彼女はほぼ生まれながらにして3カ国語を話す事が出来るのです。

 

彼女は、家族とは桂林語、高校の友人とは広東語、それ以外の中国人とは共通語と言う具合に言葉を使い分けていました。なので、彼女の家に遊びにいくと家族とか友達がいると会話が乱れて何を喋ってるのか全くわかりませんでした。

 

皆私と話をする時は共通語を使ってくれるのですが、それ以外は方言なので意味不明です。

※中国人は、同郷同士だと方言を使う傾向にあります

 

しかし、このようなスーパーアウェイの中での会話は、本当に脳をフル活用する必要があるので、私の中ではものスゴク会話の上達に役立ったと思います。彼女は全く日本語出来ないし…

ちなみに彼女のお姉さんは日本語がかなり上手で、家族会話の中で日本語が交じる事があると言う、奇妙な事態も発生したりもしました。

 

彼女とは文化と習慣の大きな違いから、ギャップを埋められず後日別れてしまうのですが、この様にいろいろアクティブに行動していた為、他方からいろいろなお誘いを頂くようになりました。

 

中国語で教える「日本語」教室

日本語科の生徒さん達との交流会や食事会などは割りと頻繁に行っていましたが、この他に大きなイベントしては 日本語の教師を頼まれた 事が挙げられます。

 

中国の大学はものすごく広く、大学の中に寮が完備されていて、学生はほぼ全員寮での生活が義務付けられています。

さらに、学校の場所は街の中心地とはかなり離れた郊外に設置されてる事が多く、江南大学も同様で、街まで出るのに車で1時間かかる場所にありました。

 

これは、学生を学校内に缶詰にして学業に集中させる為なのですが、大学の敷地は本当にめちゃくちゃ広いので、スーパーやコンビニも多数存在し、民間の飲食店も多数入っている為、学校の敷地内から一歩も出ずに生活する事も可能です。

ちなみに、小さいですが病院もあります。

 

 

日本語教師依頼の話に戻りますが、この江南大学には、要するに "大学の授業" だけでなく、趣味と言えるような民間の教室がいくつも存在します。例えばダンス教室とか、音楽教室など、他にも英語の塾みたいな民間の教室も開催されています。

 

江南大学のある無錫市は日系企業が多数存在する為、民間の日本語学校も江南大学に複数存在します。

 

 

日本語教師の声がかかったのは、私と、前項で登場する留学生の親友 "ゴンピン氏" の二名。ゴンピンは、元から中国語でのコミュニケーションには問題がなく、私はその彼といつも一緒にいたからと言う理由だと思います。

 

授業内容は 文法や単語のようないわゆる語学は中国人の先生がやるので、日本人の先生には日本の文化や習慣などについて語って欲しい と言うものでした。

しかも対象は全く日本語を話せない中国人学生

 

・・・って

 

なんでやねん!!!

 

いや、ほんと なんでやねん!!! でしょう!

文法は日本語を学習したちゃんとした先生がやるべきだろうとは思いますが、日本人の講師を使うなら、日常会話レベルの生徒と直の会話が有効なのではないのでしょうか。文化や習慣を日本人が中国語で伝えるメリットと言うのが、私にはさっぱりわかりませんでした。

 

校長は、「はじめに日本人に触れさせて日本語学習に興味を持って貰う為」と言っていました。納得はあまり出来ませんでしがそれがこの学校の方針なので仕方がありません。

 

しかし、全て中国語で説明しなければならないっと言う事に、非常に興味がわきました。

これは中国語学習のチャンス! しかもアルバイトなのでお金も貰える!(ほんのちょびっとでしたが)

 

と言う事で、ゴンピンと二人で引き受ける事になりました。

 

それにしても、全て中国語で、日本の文化や習慣を伝えるのです。正直、この授業は想像以上にヘビーでした。日本の寺とか、有名な滝とか観光地の紹介もしたし、食事や道徳マナーとかまで、独自に調べて中国語になおして毎週発表していったのでした。

 

日本人の自分でも知らない事が非常に多かったと言うのも、後日談としてはなかなか面白いのではないかと思っています。

 

しかし、そのわからない事も全て中国語に変換して説明しなければなりません。さらに、生徒達はわからなければ容赦なく質問して来ます。当然これにも即座に答えなければならず、その場で答えられなければ自分の宿題として翌週発表しなければなりません。

私としては通常の学習サイクルも崩したくなかったので、その合間にこの授業の準備を入れた事で、この期間の睡眠時間はかなり削られました。

 

しかし、授業で合間に入れる冗談などで生徒に笑って貰えたりすると、非常に嬉しいものでした。こう言う事もあって、留学生活は本当に充実したものになりました。

すごく嬉しい事も苦しい事もたくさんあったから、今でもここで書いている事は今でも鮮明に思い出す事が出来ます。

 

さて、いろいろ書いて長くなってしまいましたが、留学中の交流と言えば絶対に欠かすことが出来ない事がもう1つあります。

 

「上海のアルゼンチンタンゴ」

 

私の留学を決定ずけたコンテンツでもある、この「アルゼンチンタンゴ」これをなくして私の中国留学は語れません。

 

次回はこの上海アルゼンチンタンゴを中心に出来事を書いていきます。
(時間の流れはこの記事と平行しています)

 

次の記事:エピソード6 留学生活(上海アルゼンチンタンゴ編)

6.留学生活(上海アルゼンチンタンゴ編)

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