映画「アザーズ」みました! ※感想とネタバレ

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映画「アザーズ」みました!

私はサスペンス映画は好きなのですが、ホラー映画は苦手でして…

この映画「アザーズ」は実はホラー映画! なのに何で苦手は私がこの映画を見たかと言うと… ネットで以下のような書き込みを見たからなのです!

  1. ホラーだが、全然「ホラー的」怖さがない
  2. これはホラー映画ではなくサスペンス映画だ
  3. 全体の構成が素晴らしい

ようするに、「ホラーなのに怖くない!」「これはサスペンス映画!」「映画として面白い!」と言う事なので、非常に興味を持ったのです。

特に「ホラーなのに怖くない!」が一番私の心に響きました。だってホラー映画って怖いし…

と言うワケで、私のこの映画について思った事を項目に分けで記載していきます。※以下ネタバレ含みます、閲覧には十分ご注意下さい

この映画の不思議に思った事や面白いと思った箇所の私なりの分析です。間違っているところがあれば、是非ご指摘下さい!

 

以下ネタバレ有り(閲覧には十分ご注意ください)

 

この映画の舞台と基本的な概念

この映画の主人公達の立場

主人公達が「幽霊らしき侵入者」に怯える様を描いた映画ですが、この映画のオチでは

「実際には幽霊は自分たちで、侵入者は生きてる人間だった!」

そして、死者である主人公達は

「自分達が死んだ事を自覚していない!

とまぁ某有名映画とほぼオチは同じでした。

要するに、この映画では「生者の世界と死者の世界」が同時に存在し、それぞれが同じ時間を共有している事になります。

この映画は「死者である主人公達」の視点から話が進む為、異界である「生者の世界」に生きる「侵入者たち」を幽霊だと思わせる作りになっています。

 

異界との接触

主人公達と侵入者たちは、同じ場所(屋敷)で生活をしていて、お互いに干渉する事はなく、普段はお互いに気づく事はありません。

しかし、何かの拍子で空間を共有してしまう事があり、異界の人間と空間を共有した時に、異界側の人間がモノを動かしたり何か物音を立てるとこちら側の世界では「ポルターガイスト現象」や「ラップ現象」が発生する。

 

それぞれの世界の「机」や「テーブル」など

生者の世界、死者の世界、それぞれが生活をしているのですが、普通にご飯を食べたり本を読んだりしています。

異界の接触がない状態であれば、死者の世界でお皿を割ったり机を叩いたりしても、生者の世界ではポルターガイスト現象やラップ音は発生しません。

それはまさに「住んでいる世界が違う」からです。

何かの拍子で異界の人間がこちらの世界に入り込み、こちらのお皿や机を叩くとそれが霊的現象として生者の世界で認識されます。

これは、最後の方で部屋の様子が徐々に変わっていくシーンや、ガラクタしか置いてなかった物置部屋で、主人公が侵入した時に生者のである人間たちがテーブルの上で話し合っていた映像からわかります。

このテーブルは主人公たちの世界にはなく、生者の世界に置かれていたもの。その「生者の世界の物置部屋」に入り込んだ主人公が、紙を投げ捨てたり机を叩いたりした事が生者の世界ではポルターガイスト現象として現れました。

生者の世界と死者の世界でのモノの違いは、「生者の世界では今あるモノ」が置いてありますが、「死者の世界では、死亡する直前のイメージ」であると映画の中でも説明があります。その為、それぞれの世界で置いてあるモノが違うんですね。

 

主人公が絶叫して映画が始まったのはなぜか

この映画では主人公が絶叫してスタートします。ぶっちゃけ、初めに見た時「ビクッ!Σ(゚Д゚)」としてしまいました… だっていきなり叫ぶんだもん!!

このシーン、最初意味がわかりませんでしたが、2回目を見た時、このシーンは

主人公が子供たちを殺し、自殺した直後

幽霊となりベッドで目が覚めたところからスタートしたのではないか、と思いました。

すなわち、この映画は主人公が「死者」になった瞬間からスタートする、と言う考え方です。

「自分が愛する子供たちを殺してしまった」と言う信じたくない事実を拒否した為、自分が死んだ事を最後まで否定していたのかも知れません。(主人公は子供たち殺害に関するメッセージや、自分が幽霊である事のメッセージなどは全て聞かないようにしている雰囲気があります)

弟のニコラスもこの事実を否定していたが、姉のアンはたびたび「母が変になった」と自分が殺された時の事を口にしています。

姉のアンが侵入者であるビクターや霊媒師のおばあさんと多く接触出来たのは「自分は死んでいる」と言う認識が、母や弟よりも強かったからだと想像出来ます。(ただし、アンも完全には「自分が死者」だとは認識していない)

なぜその認識が強いと異界とつながりやすいかは不明ですが…

 

主人公は異常なまでに「子供の叫び声」に敏感

主人公が異常なまでに子供の叫び声に敏感なのも、自分が殺してしまった罪の意識から「今度は子供たちを自分が守る!」と言う強い意思の表れのような気もします。ものすごく遠く離れた場所から子供たちの悲鳴が聞こえたのも、幽霊だからなのだと思えば納得です。

 

主人公が最初にライフルを持った時

主人公が侵入者と対峙しようとライフルを手にします。その時、一瞬怪訝そうな顔をするのですが、これは2回目にみた時に気が付きました。自分が自殺した道具ですからね、ライフルを握った時、何か少し思い出したのかも知れません。

 

使用人3人の登場

3人の使用人はかなり早い段階から登場します。

彼女たちの目的は、主人公に「あなたは既に死んでいて、幽霊なんですよ」と言う事実を伝えようとしているようでした。

何故そんなことをしたかと言うと、私の想像では

  1. この屋敷が我々の居場所である(3人はこの屋敷に憑りついている)
  2. この屋敷に住むには、今の主人(主人公)と一緒に住む必要がある(主人公達も屋敷に憑りついている為)
  3. だが主人公は自分が死んだことに気が付いていない
  4. ヒステリーな感じの人なので、普通に教えたら発狂しそう
  5. じゃあゆっくり、時間をかけて教えてあげよう

となったのではないでしょうか。

別に気づかないでそのまま生活してても問題ないかも知れませんが、そうすると、結果生者の世界の人間達を(無意識にでも)怖がらせてしまう可能性があり、今後お互いの世界が平和に暮らせるようそういう作戦をとったのかも知れませんね。

 

3人の登場シーン

3人はあたかも他所からやって来た感じで登場しますが、これは主人公に「他所から来た」と思わせる為でしょう。

主人公達がまだ生きている時、3人の使用人はすでに幽霊として普通に屋敷に住んでいたのだと思います。

だが、ある日主人公が子供たちを殺し、自分が自殺してしまった現場を「異界との接触」で見てしまい、「他所から来たふりをして、この屋敷に雇って貰う体でこの屋敷に住む」作戦を実行したのではないでしょうか。

※この仮説は、時間軸をちゃんと見てないので正しいかどうかはわかりませんが… どなたか検証した人いたら教えて下さい!!

 

子供たちについて

重度の「光アレルギー」

子供たちは「重度の光アレルギー」と言う設定になっています。

しかし、映画スタート時から既に死んで幽霊になっている為、アレルギーはなくなっています。

生前に重度の光アレルギーであった2人が、死んでなおそう思い込んでいたのでしょう。

 

後半で2人の子供の息が異常に荒くなる

最初はアン、後半ではにニコラス、それぞれが異常な息遣いになるシーンがあります。アンに至っては顔つきまでおかしくなっています。

これは、恐らく霊媒師のおばあさんにコンタクトを取ろうとされて、あのようになったのだと私は理解しました。アンはその直後にドレスを着て、外見がおばあさんになってしまいました。(アンがおばあさんに憑りついた)

 

いまだに良くわからないシーン

チャールズの帰宅と消えた理由

チャールズって、なんであの時帰って来たんですかね?? 正直良くわかりません、死んでるんだろうな~ くらいの雰囲気は醸し出していますが、特に重要なメッセージを残すわけでもなく、翌朝何も言わず消えてしまうと言う…

彼の役割が、私には今一つ良くわかりませんでした。

ミルズさんもチャールズ登場シーンには絶句・動揺してるので、彼女にも予想出来なかった事態だと想像出来ます。

チャールズの件について、どなたか知ってる方いたら教えて下さい!

 

物置部屋で後ろにいた絵画の男性

あの絵画の男性は一体何の意味があったんですかね??

「意味はないけど、ちょっと怖がらせてやろう」くらいな役割なんでしょうか? 実際かなり不気味でしたし…

チャールズにも似てないし、ビクターの父にも似てないし、やっぱり何でもないのでしょうか。意味深な見せ方だったから、これで何にもないならモヤモヤする~!

 

主人公がミルズさんに渡されてた薬は何?

「いつも飲んでいる頭痛薬」と言って渡された薬、アレいったい何なんでしょう?

幽霊だから頭痛になっている気がするだけ… なので薬を飲のめば治るイメージがする。って言う、いわゆる「プラシーボ効果」ですかね? 幽霊相手に?(笑)

※プラシーボ効果について詳しくはこちらのページ(偽薬|Wikipediaページ)をご参照ください。

 

真夜中のピアノ演奏

​夜中にピアノの音が聞こえてきて、主人公が侵入者と接触しようと試みるシーンがあります。

いや、まぁ良いんですけどね。

「何で真夜中にピアノ??」

と思ってしまいまして…

だって、あのピアノは間違いなく異界、すなわち生者の世界で弾いてるわけですよね。

ビクターの父親がプロのピアニストと言ってますし、あの音色はプロ級ですから、ビクターの父親が真夜中にピアノを弾いていたと思われます。

いくらプロのピアニストでも夜ピアノを弾きますかね??

 

ただ、もしかしたらわざとかも… と思うフシが一つあります。それは、

「主人公達を追い出そうとして、夜中にピアノを弾いた」

と言う事です。

映画の中で主人公は「ピアノは絶対に弾かないように」と使用人達に命令しています。子供たちが苦手で、騒音で頭が痛くなるから… とかなんとか、そんな事を言っていたような気がします。

ようするに、異界のビクター達は何等かの理由でその情報を知り、主人公達を苦しめて追い出そうとしてわざとピアノを弾いた。と言う解釈ですが、はたして…

 

今書いてて思いついた事があるので、ついでに書いちゃいます!

もしかしたらですが、2つの世界の時間は同じ時間ではなく、異なる時間を過ごしているとしたら??

たとえば主人公達にとって夜中の12時だとしても、異界のビクター達は昼の12時だったり… それなら昼にピアノ弾いていたビクターのお父さんは別に何にも変な事はしていない。

と言う解釈ですが、どうなんでしょうかね…

 

まとめ

不明な場所をいくつか残しつつ、この映画やっぱりすごく面白かったと思います。私ホラーは苦手なんですが、これに似ている某有名映画と同じくらい面白いと思いました。

どこかのレビューにもあったように、薄気味悪い怖さはありませんし、サスペンス要素が強い映画なので、私個人的には大満足!

「某有名映画にそっくりなので、オチはすぐにわかった」と言うレビューを何件もみかけましたが、私はその前情報を持っていても、このオチにはたどり着きませんでした。ミルズさん達3人は死んでいるんじゃないかと予想出来ましたが…

まさか全員とは(笑) いやはや、素晴らしいアイデアだったと思います。

またこれくらい面白い映画に出会いたいですね。

 

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